小学校の授業で

3月3日はひな祭りでしたね。
先日ひな人形を飾りながらふと娘が小学4年の時のことを思い出しました。
家族で渡米し、娘がアメリカの小学校に通いだして3ヶ月あまりたった頃、担任の先生から「日本の事をクラスで紹介して欲しい」と声をかけていただきました。娘のクラスでの様子も見たいと思っていたので、夫と一緒に伺うことにし、ちょうど春先だったので、ひな祭りとこどもの日について話しをする事にしました。
当日は雛人形(お内裏様とお姫様)とこいのぼりを持参し、童謡のCDをかけながらその行事について説明をしました。
生徒たちが日本の事にとても興味を持ち、真剣なまなざしで聞いてくれたことが今でも思い出されます。またその小学校では日本人受け入れが初めてだったにもかかわらず、先生方、クラスメイトたちは娘をあたたかく受け入れてくれ、言葉の壁を越えて心が通じる友達が出来たことを嬉しく思いました。
最後に質問を受け付けた時、ほぼ全員が積極的に手を挙げてくれたのには驚きました。日本の習慣、ファッション、自動車、ゲームについて等があり、なかでも”日本のアニメ”については多くの生徒が興味を持っていました。
その出来事は私にとって貴重な経験となり、それを機にもっと自分の国について説明できる知識を持っておかなければ、と思うようになりました。

Ikuko