How can we raise our kids to be bilingual?

親が英語ができなくても大丈夫 !子どもをバイリンガルに育てるために
1. 子どもに夢を語ることの重要性
お子様に「英会話を身につけて欲しい」と思っているにも関わらず、なぜ子ども達はそれに積極的ではないのか...?その理由の1つには、親御様が「英語を話せることのメリット」を十分にお子様に伝えてきれていないことが挙げられます。お子様の上達の為には、ご家庭で「英語が話せるとこんないいことがある!」という会話を交わしたり、そのような体験をさせてあげることがとても大切になります。「なぜ英語を学んでいるのか?」お子様ご自身でその動機を理解していることはとても重要です。何故なら、その理解の有無で、子ども達の上達具合は全く違ってくるからです。

イチローがなぜ大リーガーになれたのか?それは彼の父親が息子に「野球選手になれたらどれ程よいか」を常に熱く語っていたから、と言われています。

お子様にとって、「英会話のレッスン」よりも「友達とのお遊び」の方が楽しいのは当たり前のことでしょう。しかしながら、彼らがご自身の将来の夢を見据え、「(友達との遊び時間を割いてでも)英語を習いに行くことを優先したい」と思えれば、子ども達は自ら積極的に英語学習に取り組む様になり、飛躍的な上達を遂げることになります。お子様にそのような意識を持ってもらう為には、
常日頃からご家庭で、彼らの潜在意識に「英語ができたら...」夢をという、しっかりと養ってあげることが必要です。
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2. 子どもにとって親の関心は磁石のようなもの
お子様に「英語ができたらどれ程よいか...」という夢をしっかりと植え付けると同時に、親御様には子ども達の努力の成果をしっかりと褒めて差し上げてほしいのです。親御様が子ども達と一緒に彼らの努力を喜ぶことで、彼らに安定した精神的環境を与えることができます。「私は関係ないけど、子どもは頑張れ」の姿勢ではお子様の学習意欲は養われません。親御様が子ども達の関心を切り開き、そして上手に彼らを誘導して差し上げてください!

お子様の学習に関心が強いご家庭のお子様は、見事な上達を遂げます!しかも... それは親御様の「英語力」とは関係なく...です!

子ども達にとって、ご両親の関心は「磁石」のような力を持ちます。親が関心を持つ事柄に、子どもたちは自然と引きつけられるのです。
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3. 英語が夢を実現させてくれる
是非、お子様に「英語ができるとこんなにも楽しい!」という体験をさせてあげてください。「英語ができたらXXXさんと話ができる!」「好きな外国映画が吹き替え無しで見れる!」「本場のDisney Landに行ける!」等々。

私(サフェル篤子)個人の事で言えば、私の父はエンジニアでした。とても寡黙な父でしたが、幼い私を相手によく「外国への想い」を語ったものです。度々、それを語る姿に、子どもながらに「パパは本当は外国に行きたいのかも?」と思う様になりました。そして気がつけば、いつしか私自身も海を超えることを夢見るようになっていたのです。

私の「英語への執着」はそこからスタートしたと言えるでしょう!
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4. 「英語の学び方」は年齢によって決まる
子ども達の「英語の学び方」は年齢によって変わります。早期教育が注目されている今日ですが、0歳から英語に触れたから英語が話せる様になる、という短絡的なものではありません。各年齢によって効果的な学び方があるのです。

0歳~10歳 「母国語入れ替え可能時期」
10歳~12歳 「母国語形成時期」
13歳以降  「母国語入れ替え不可能時期」

上記❶の場合、例えば、お子様が日本に生まれたとしても、この期間に「英語漬け」にすることで、母国語を「英語」にすることが可能です。(環境に自然に馴染んでしまう時期がこの頃です。)すぐに英語を習得し、発音できるのもこの理由からです。しかしこれに安堵し、❷の形成時期(10歳)を待たずに「日本語の空間」にどっぷりと浸かってしまうと、あれよあれよという間に英語が話せなくなります。つまりこの0~10歳というのは、「母国語でさえ簡単に入れ替えが可能」な時期という訳なのです。
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❷での2年間は、❶の時期に習得したものを定着させる時期となります。つまり小学校高学年の時に頭に入っている言語がその人の母国語となる訳です。

そしてそれ以降は、12歳までのように簡単に新しいことばを身に付けることはできません。つまり、
中学生以降に新たに学んだ言語は母国語とはならず、文法や語彙等をしっかりと一式勉強していくことが大切な訳です。

つまり、
もしお子様を「バイリンガルに育てたい」もしくは「豊かな英語力を保持してほしい」とお考えの場合には、12歳までに集中的に英語に触れておく必要があります。それが後のその子の一生を掌る言語力となっていくからです。