お花見

桜の開花予想も始まり、春本番となりました。

美しい桜並木で有名なワシントンDCにあるPotomac Park.
日本から友好の証として送られたポトマック川沿いの桜は、今年100周年を迎えるそうです。

私たち家族もそこに10年ほど前にお花見に行きました。
当時はバージニアで暮らし始めてちょうど1年あまり。
1年に一度は日本に帰省する家族が多い中、現地での生活を頑張っている子ども達がまた”日本に帰りたい”と思うことを心配して、数年は帰省しないと決めた頃でした。

一つ一つの花が見えるような低い桜のトンネルをくぐり抜けながら歩道をゆっくりと散歩し、その後お約束の(?)足こぎボートに乗り、池からの景色も楽しみました。
アメリカは、公園などの公共の場での飲酒を禁じているところが多いので、日本のお花見のようにシートを広げている人は少なかったような気がしました。
でも川沿いの満開の桜はとてもきれいで素晴らしく、少なくとも私は日本に帰ってきたような癒された気持ちになったことを覚えています。

そんな景色を写真に残したくて、当時まだフイルムカメラだった私たちは一本撮ってしまうような勢いで張り切って撮りました。

しかし出来上がった写真を見て『・・・?』
な・なぜ?白黒?

不思議に思いフイルムの箱を見てみると”セピア”と書いてありました。
それは、よく確かめもせず”ON SALE”のサインに飛びついて買ったものでした。
(英語を良く読まず、何度失敗したことか・・・)

そしてその出来事は「ママの大失敗」として語り継がれていくようになり、たくさんとったその写真たちは今でもレトロな雰囲気を漂わせています。

Ikuko