洋書

最近、ずいぶん前に購入して放置してしまっていたシャーロックホームズのペーパーバックを少しずつ読み始めました。大学時代にペンギンリーダーズ等から出ている短編を読んだりしていたのですが、私は推理ものが好きで、このペーパーバックを書店で発見した時にはつい衝動買いをしてしまいました。

英語をどうやって学んだか時々尋ねられるのですが、私の場合には大学で英語を専攻していた際に身に付けた部分が大きいです。高校まではほぼ学校の授業でしか英語に触れる機会がありませんでしたから、会話、リーディング、ライティング、グラマー等々、それぞれのスキルに特化した英語の必修クラスがある大学のカリキュラムはとても新鮮で、難解で、面白いものでした。

その内のリーディングのクラスでは、レッスン外の時間を使って毎週洋書を一冊(長いものなら一部でも良いのですが)読んでくることが求められました。読んで、内容を自分なりにまとめ、レッスンでは3~4人のグループになりそれぞれ読んだ本の概要と感想を伝え合います。(レッスン中は基本的に日本語禁止でした。)

私の通っていた大学は英語資料が充実していたので、上記のペンギンリーダーズ等、英語レベルに合わせた短編も選べましたし、数百ページのペーパーバックも気軽に借りることができました。私も最初の頃は短編に取り組んで、だんだん長いものに挑戦していくようになりました。

やはり好みがありますから、読んでみてあまりピンと来ない本もありますよね。そういった場合にもどこがつまらなかったか、何が気に入らなかったか等を話すように講師には言われていました。また、一通り自分の本について伝えた後にはグループのメンバーからその本やストーリーに関する質問が飛んできます。ですので、まとめてきた内容をそのまま暗記するだけでは足りず、これもしっかり会話の練習になりました。

クラスメイトの読んだものについての話も聞けますし、このクラスは面白かったです。ですが他の課題にも追われる中で一定の量を読むのはなかなか大変ですし、説明をするためには適当に読み飛ばす訳にもいかなくて...行き帰りの電車の中で必死に本に齧りついていたのも、今では良い思い出です。

以前にもブログで触れましたが、話す聞くと合わせて、読んだり書いたりすることで新しく学習したり、改めて確認できることがあると思います。また、ストーリーと一緒に取り込むことで、語彙をすんなり覚えられたこともありました。更に最近では音声付きの洋書や電子書籍等も充実してきていますし、お時間があればお好きなジャンルの本にも取り組んでみることをおすすめします。

もし面白い本が見つかったらぜひ教えて下さいね。

Kimiko